機能面と見た目の両方に配慮しながら診療する外科系の専門分野です。
形成外科は、体に生じた組織の異常・変形・欠損に対して、手術や処置を通じて、機能を整えることと見た目をできるだけ自然に整えることの両方を大切にする診療科です。
美容外科と重なる部分もありますが、病気や外傷による障害の治療は保険診療の対象になり、美容上の希望を中心とする治療は自費診療になります。
● このような症状がありましたら、まずはご相談ください。
皮膚や皮膚の下にできる「できもの」には、良性のものもあれば、早めの確認が必要なものもあります。形成外科では、単に取り除くだけでなく、切除後の形や傷あとにも配慮しながら診療します。
また、ほくろや皮膚病変で、急に大きくなる、色むらがある、左右非対称、境界が不明瞭、治らない傷のようになる場合は、早めの受診が勧められます。
・主な対応
診察のうえで、経過観察、処置、切除などから適切な治療をご提案します。※保険適用の可否は、病変の性質や症状を含めて診察で判断します。
切り傷、すり傷、裂けた傷、刺し傷、咬み傷など、日常のけがにも形成外科が対応します。
特に顔や手足の傷では、見た目だけでなく、神経・血管・腱などの損傷が隠れていることもあるため、早めの診察と適切な処置が大切です。できるだけきれいな治癒を目指して治療します。
やけどは、熱湯や油だけでなく、比較的低い温度でも長時間触れることで起こる低温熱傷を含みます。見た目には軽そうでも、深く傷んでいることがあるため注意が必要です。
状態に応じて、創部の処置、外用治療、傷あとを見据えたフォローを行います。
「傷あとが盛り上がってきた」「赤みやかゆみが続く」「つっぱって動かしにくい」といった症状もご相談ください。
形成外科では、肥厚性瘢痕とケロイドは同じではないと考え、状態を見極めたうえで治療します。
手術をしない方法で改善する場合もありますが、ひきつれや見た目の問題が大きい場合は手術が検討されることもあります。ケロイドは再発しやすいため、治療の効果と限界を丁寧にご説明したうえで方針を決めます。
粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に袋のようなものができ、その中に古い角質や皮脂などがたまってできる良性のできものです。医学的には「アテローム」「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」と呼ばれます。一般には「脂肪のかたまり」と思われることもありますが、実際には脂肪そのものではありません。
粉瘤は、首、背中、顔、耳たぶなどをはじめ、体のさまざまな場所にできることがあります。最初は小さなしこりのように触れるだけのことも多いですが、少しずつ大きくなることがあります。表面に黒い点のような小さな出口が見えることがあり、そこから内容物が出ると、においを伴うこともあります。
普段は痛みがないこともありますが、細菌感染や炎症を起こすと、急に赤く腫れる、熱をもつ、強く痛む、膿が出るといった症状が出ることがあります。無理につぶしたり押し出したりすると、炎症が悪化することがあるため、ご自身で触りすぎないことが大切です。
粉瘤は自然にきれいになくなることは少なく、炎症を繰り返すこともあります。症状や大きさ、できている場所によっては、様子を見ることもありますが、根本的な治療は袋ごと取り除くことになります。炎症が強いときには、まず膿を出す処置を優先し、落ち着いてから手術を検討することもあります。
「しこりが少しずつ大きくなってきた」「赤く腫れて痛い」「何度も繰り返す」「においが気になる」「見た目が気になる」といった場合は、早めの受診をおすすめします。似た見た目のできものでも別の病気のことがあるため、自己判断せず、診察を受けることが大切です。
巻き爪は、爪が横方向に強く曲がっている状態、陥入爪は、爪の端が皮膚に食い込んで炎症や痛みを起こしている状態です。深爪や合わない靴が原因になることがあります。
保存的な治療で様子を見ることもありますが、早く改善したい場合や保存治療で十分な改善が得られない場合には、手術が選択されることがあります。
形成外科では、病気や外傷による障害の治療は保険診療の対象になります。一方で、見た目をより良くしたいという美容目的の治療は原則として自費診療です。
また、形成外科で扱う内容のすべてが保険適用になるわけではなく、症状・病名・治療内容によって判断が分かれます。 実際の適用可否は、診察のうえで医師がご案内します。
WEB予約またはお電話でご予約ください。気になる症状やお困りごとを受付時にお伝えください。
現在の症状、いつから気になるか、痛みや生活への支障の有無などを丁寧にうかがいます。
保険診療の対象になるかどうかも含め、考えられる治療方法を分かりやすくご説明します。
症状に応じて、外用、処置、手術などから適切な方法をご提案します。処置を行う場合は、感染症採血のうえ、別日でのご案内となります。
必要に応じて再診いただき、治り具合や傷あとまで丁寧に確認します。また、病状や経過により、総合病院などへの紹介状の対応も行っております。